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陸自妻的官舎ノ日々

特に役にもたたない自衛隊や官舎の話をつらつら綴っています。

自衛官の朝

自衛官の朝は早い。

…と言ってはみたけれど、実はそんなことなはい。
うちの夫は6時半くらいに出勤している。
6時半に家を出て6時40分には職場に着くことを考えると早いような気もするが、家を出る時間としては東京近郊から都内にお勤めに出るサラリーマンの方々とそんなに変わらないと思う。

ただし、変則的に朝早く家を出ることもある。
射撃訓練があるから5時半とか。
演習だから5時とか。
さすがにそういう日はお弁当はないのだけれど、朝ごはん用におにぎりを作ってあげるので結局妻も早起きする羽目になるのである。
何か行事があると3時とか4時に出勤することもあるらしいが、私はまだ体験していない。

ちなみに、そのスケジュールは夫しか知らない。
夫が申告してくなければ、どんなに早起きしたところでご飯が炊ける時間は普段通りである。
そしてつい先日、結婚して初めての申告漏れがあった。
というか、その日は早く出勤するということを夫本人も忘れていたのである。
早朝、夫婦でスヤスヤ眠っていると電話がかかってきた。
なんと、その日は隣県の駐屯地まで行く予定だったという。
集合時間ギリギリになっても現れない夫に、同僚の方が連絡してくれたのだ。
電話で飛び起きた夫は5分で洗顔と着替えを済ませ、ホット甘酒を流し込んで家を出ていった。
というか、職場まで私が車で送った。
後には、夫のお弁当と朝ごはんになるはずだった1.5合のご飯が残されたのであった。

私は、結婚するまで5年ほどフルタイムで働いていたのだけれど、1度だけ寝坊したことがある。
しかも、その1度が、絶対に遅刻してはいけない日だった。
なぜか遅刻してはいけない日に限って寝坊するんだよね、とその日の夜夫と話した。
夫は、うんうんと頷きながら言った。

「わかる。俺、こんなに寝坊したのなんて×年ぶりだったよ」

「×年前は何の時に寝坊したの?」

「……中央観閲式」

×年前のその日、夫はエクストリーム登庁で遅刻こそ免れたものの「死ぬかと思った」という。
結婚したからには、寝坊ごときで寿命を縮められては困るので、しっかりスケジュールと目覚まし時計の管理をしてもらいたいと思う。