陸自妻的官舎ノ日々

特に役にもたたない自衛隊や官舎の話をつらつら綴っています。

自衛官へのプレゼント選び

先日、ショッピングモールへ行ったら、街路樹にイルミネーションが点灯しクリスマスツリーが飾られていた。
ハロウィンが終わってから、街がどんどんクリスマス仕様になっていく。
気づけばクリスマスまであと1ヶ月。
ここからクリスマスまでは、一年で一番ワクワクする季節かもしれない。

となれば、そろそろクリスマスプレゼントを考えなくてはならない。
しかもうちの夫の場合、誕生日とクリスマスが近いので絶対に外せないイベントである。

夫と付き合い始めてから、プレゼントには毎年悩まされてきた。
男性へのプレゼントというと、ネクタイや名刺入れなどの仕事で使える小物が贈りやすくて良いのだが、自衛官相手だと封じられてしまうことが多い。
ネクタイは締めないし名刺も持たない。
万年筆や高級ボールペン…デスクワークじゃないので猫に小判。
腕時計は、仕事中はG-shock一択だし、既に持っている。(自衛官G-shock率はとても高い)
仕事で使えるものを贈りたいなら、もはや「戦人」から選ぶしかない…

しかも夫はこだわりが強く、手帳は○○がいいとか、ステレオは××の機能がついてないと嫌だとかいう好みがハッキリしているので、下手なものを贈るとお蔵入りの可能性もある。
そんな訳で、去年から夫には直接欲しいものを聞いている。
去年は「財布」との返事をいただき、メーカーと型番まで指定して…というか、Amazonのページをメールで転送してもらった。
ワクワク感は一切ないが、相手が欲しいものを贈るという点では最も失敗がない方法だ。
今年も聞いてみたのだが、答えは「最近物欲がなかて…」だった。
携帯音楽プレーヤーなどいくつか提案してみたのだが、どれも心に響かなかったらしい。
唯一反応したのが「ドライブレコーダー」だった。
夫よ、本当にそれでいいの…?

「ちゃんと欲しいもの言ってくれなかったら肩叩き券にするよ!」と繰り返し言っていたら、ようやく「ランニングシューズ」との答えをいただいた。
しかし「誕生日の2週間前には欲しい」とのこと。
理由は「持続走の記録会で履きたいから」だそうだが…2週間前かぁ…

相手が欲しいものを、相手にとってベストなタイミングで贈る。
これこそプレゼントの極意だとは思うのだけれど、何となく釈然としない思いが残ってしまう私は、まだまだ「贈る側」のエゴに囚われているということなのだろう。