陸自妻的官舎ノ日々

特に役にもたたない自衛隊や官舎の話をつらつら綴っています。

個人的に考える私服自衛官の見分け方

私は、田舎者である。

だから、上京するまでドラッグストアといえば、テーマパークのごとく広大な駐車場をもち、スーパーマーケットのごとき品揃えと売り場面積を誇るものだと思っていた。

しかし、地方でも商店街の中にあるドラッグストアなどだと、二階建てで、二階が化粧品や生理用品の女性向けゾーンに設定されていることがある。

そんなドラッグストアの女性向けゾーンでメイククレンジングを買っている男性がいたら、それはもう十中八九自衛官である。

駐屯地や基地がある街だと、街中で「あ、自衛官だな」と一見してわかる人を見かけることがある。

今日のお題は、生きていく上で特に役に立たない「私服自衛官の見分け方(若者編)」でいってみたいと思う。

 

個人的にわかりやすいのは、どう見ても20代なのに坊主頭で、2人以上で行動している人たち。

教育中の学生などは、単独より2人以上で行動することが多い気がする。

帽子を被っている人も多い。

体型は、マッチョと思われがちだけどそうとも限らない。(たまに明らかに只者ではないマッチョもいるけど、瘦せ型~中肉も多い)

でも、肥満体型がいないのは確かだ。(ぽっちゃりというか、固太り筋肉質ならいる)

ときどき、ただのスポーツマンなのか自衛官なのかわからない人がいるけれど、私はそんな時次の4点をチェックしている。

 

①ひげを伸ばしてていないか

自衛官は基本的にヒゲNGである。

例外として、中東などに海外派遣される場合、上司の許可を得て口ひげを生やしてもOKなこともあるらしい。

でも、あごひげはどんな場合もNGだそう。(帽子の顎紐をきっちり締められないから)

なんにせよ、営内者は外出の際に身だしなみがだらしないと外出させてもらえないので、ヒゲはきれいに剃っていると思われる。

 

②もみあげが長くはないか

自衛官のもみあげの長さは、耳の中間程度以下。

これは、規則で決まっているらしい。

したがって、もみあげが長い自衛官はいない。

余談だが、ドラマ「空飛ぶ広報室」で綾野剛演じる空井2尉の制服姿は、帽子からもみあげがモサモサ出ていたので違和感を覚えた。

フィクションだから?それとも空自はあんまり厳しくないのかな?

 

③襟足が長くはないか

自衛官はスポーツ刈りや坊主が多いのだけれど、オシャレな人はトップの髪だけ長めにしていることがある。

でも、襟足はきれいに刈っていることが多い。

襟足が長いと、帽子を被るときにおさまりが悪いのだそう。

 

④ウォレットチェーン的な鎖が見える

女性に不人気な男性ファッションアイテム・ウォレットチェーンだけれど、自衛官のそれは恐らく身分証入れを縛着している鎖である。

身分証を失くすとめちゃめちゃ厳しい罰があるので、絶対に落とさないように鎖をつけているのだ。

上着に入れておくと、上着を脱いだ際にうっかり落としたり、宴会で上着ごと忘れたりすることがあるので、基本的に下半身に縛着するらしい。

見せるための鎖ではないので、たるませずにベルト通しからポケットまで一直線に伸びている。

 

 

ちなみに、新隊員には教育期間中は制服で外出することを義務付けている部隊もあるので、街中で制服の自衛官を見かけることもある。

制服姿だと、買いにくいものや入りにくい場所もあるんじゃないかしら…と思ってしまう。

特に、夏服の海自隊員と防大生は、きっとカレーうどんが食べたくも我慢しているのではないかと勝手に予測している。